ブランディングデザイン

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~2017年7月トップランナー整体実践塾テーマ「ブランディングデザイン」~

4月からスタートしたトップランナー整体実践塾第5期。
一番経営に苦しんでいた塾生の売上が、入塾3ヶ月で2倍を越し黒字化できたので一安心です。
経営が苦しいと、毎月地方から東京までセミナーを受けに来るのも大変なので、実践塾のスタートはまず、参加者全員の経営の早期黒字化を目指します。

最初の3ヶ月では、経営管理、目標設定と現場での仕事のやり方、問診~検査~施術~検査~クロージングの一連業務を徹底して指導します。
この段階でほとんどの受講生は経営を大きく向上させる、もしくは、向上させるきっかけを掴みます。
実践塾も毎期やることがバージョンアップしてきていますが、今回は、初参加の塾生が売上2倍超え、以前から参加している塾生も10%~20%経営を向上させました。
私も指導していて手応えを感じています。
そして次のステップとして、ある程度長期的な視野に立って経営の土台作りをしていきます。
そこで、2017年7月のテーマは「ブランディングデザイン」。

今回は、私が経営する東葉コンディショニング自体のブランディングも見直ししようということで、東京院の岡山院長、八千代院の湯山院長も参加し、2日間にわたりワークメインの講座をしました。
今回のブログでは、7月実践塾の模様をお伝えするので、みなさまの経営を見直すキッカケになってくれると嬉しいです。

◆ブランディングデザインの重要性

現在、療術・リラクゼーション業界は飽和状態にありシェア獲得、低価格競争という生き残りを掛けた競争が激しくなる中で、患者さんが集まらない、売上が上がらない、お金がないとお悩みの先生も多いと思います。
経営をどのように向上させるのか・・・。 経営改善に向け、マーケティング強化のためのホームページやチラシなどの集客セミナーに参加したり、治療効果を高めるための技術セミナー、DVDを購入している先生も多いようです。
しかし、私の持論としてはマーケティングや技術に走る前に、自院の経営の土台作りを行うべきと考えます。

その土台作りとは、“ブランディングデザイン”です。
ブランディングとは、経営そのものであり、ブランディングデザインとは、自分たちの経営を目に見えるように形にしていくことだと思っています。
競争が激しい療術業界において、ブランディングの重要性はさらに高まっていると感じています。

自院のブランディングを考え自分たちの想いを示すことは、たくさんの方に来院していただくために非常に大切なことで、未来への成長の大きな推進力になると考えています

◆実践!ブランディングデザイン!!

それでは、講座の主な内容4つを少しご紹介していきます。

●フェーズ1は、「自院」と「市場」の現状把握です。

・どのような理由から起業に至ったか?
・絶対変えたくない方針・ポリシー、熱い想い、やりたいことは何か?
・未来のビジョンは何か? など、自院に関する過去、現在、未来のことについて書き出します。

次に、市場の中で自院はどのような状況にあるのか?
・市場と自院の現状把握
・競合治療院整体院の状況
・ポジショニング
・業界の未来像や求められているニーズ
・自院、競合の集客方法
などを分析していきます。

●フェーズ2は、差別化ポイントの発見です。

自院の「良いところ」と「違うところ」を洗い出し、差別化ポイントを探していきます。
・今までの仕事を通じて嬉しかったことは
・どのような方にサービスの提供をおこない幸せになって欲しいか
・自院の良いところ、強みは
・自院が他と違うところは
などを、書き出し他院との差別化ポイントを明確にしていきます。

●フェーズ3は、フェーズ2までで見えてきた方向性をコンセプトとして結晶化させます。

フェーズ2までの内容をさらに、自院の価値、差別化ポイントと顧客ターゲットのタイプやターゲットが抱いている意識や感情と合致させていきます。
ここでのポイントは、「我々が提供するサービスが、来院される方の不平・不満を解消し、対価を払ってもいいと思わせる値打ちがあるか」になります。

“新しい価値の提案”、“コンセプト”として“言葉”に表わしていきます。
ブランディングでは、”伝えるべきこと”を整理して、”正しく伝えていくこと”が大切になります。
車や衣服、電気製品や食料品など、形があるものは、言葉だけでなく見た目のデザインの重要度も高いと思いますが、我々が提供する整体施術や治療のように目に見えない無形のサービスのブランディングを考えた時、”言葉”の重要度は増すと言えます。

いかに”想いを言葉として結晶化させられるか”が、ブランディング成功のカギになります。

●フェーズ4は、ブランドの一貫性のある統一したイメージ作りです。

作成したブランドコンセプトを目に見える形にしていきます。
看板、院内デザイン、梱包用の箱、販促用のPOPやグッズ、チラシ、WEBサイト、スタッフの名刺から制服まで多岐にわたる改善項目をピックアップし、業務スケジュールを作成します。

以上が主なセミナーの内容になります。

◆ブランドは作ってからが始まり

ブランドを作ったらそれを世の中に浸透させていかなくてはなりません。
見込み客との接点になるWEBページやチラシなどは非常に重要になります。

もう一つ・・・。
人ビジネスである治療院整体院経営において、社内にブランドを浸透させていくことは社外に対してブランド認知度を上げていくのと同様に重要になります。
1人経営の治療院整体院なら自分自身でコントロールすれば良いのですが、スタッフを抱えている治療院整体院は、スタッフ全員にブランドコンセプトを浸透させていかなくてはいけません。

施術現場で、直接来院者さんと向き合っているのはスタッフです。
いくら外部に向けてブランドを浸透させていく活動をしても、来院者さんと直接向き合うスタッフがブランドに対する理解度がバラバラだと、ブランドコンセプトが正しく来院者さんに伝わりません。

これではせっかく作ったブランドコンセプトも台無しです。
直接施術現場に立つスタッフのブランドに対する寄与度は非常に大きいと理解しておく必要があります。

当社では年に1度、年間経営予算を作成しています。
経営者、マネージャーが作成した予算方針をスタッフ全員で共有し、その予算方針に沿って全スタッフが担当する業務の予算作成をしていきます。
経営予算の作成は、数字に対するコミットメントだけでなく「自分が働く整体院は、何のために存在しているのか」「社会にどんな価値を提供しているのか」「何を目指しているのか」を学び自覚する絶好の場となっています。

社長自らも毎週欠かさず、全スタッフに向けてメーリングリストに仕事に対する想い、あるべき姿、目指す方向などを投稿し、スタッフとの意思疎通を図っています。

今回のテーマは、いかがだったでしょうか?
2日間の講座が終わった瞬間、一様に「疲れた~!」という声が上がっていました。

こういうワークは慣れてないと結構キツイですよね。笑
・日頃、現場中心の仕事をしていて、なかなか自院のことについて時間を掛けて考えることができなかったので、この2日間集中して取り組むことが出来て良かった。
・ブランディング構築について、初めて取り組みました。自分の方向性が見えてこれからがワクワクします。
・自分ではブランディングが出来ていると思っていましたが、実際ワークをやって自分自身、自分の整体院と向き合ってみると、まだまだだなと痛感した。ここから再度良いものを作り込んでいきます。
等の感想をいただきました。

経営改善に向け、マーケティング強化や技術力向上はとても大切なことです。
しかしそれは、しっかりとした経営の土台があってこそではないでしょうか?
講義をしていると、自院の良いところはたくさんあるのに、それに気づいていない治療家の先生が多いような気もしています。

皆さんも、自分の「仕事に対する想い」の再確認と、自院の「良いところ」と他とは「違うところ」探しから始めてみてはいかがでしょうか?  


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